健康診断 年齢別・職業別 受けるべき検査項目

こんにちは、産業保健師がいるオンライン保健室の北垣です。

健康診断を受ける際に、どの検査を受けるべきか悩んでいませんか?皆さんの健康をサポートするなかで「どの検査を受ければよいのか分からない」という声を多数いただきます。

とくに生活習慣病の予防を考えると、30代から50代の男性にとって適切な検査項目を知ることは非常に重要です。また検査自体が体に害を及ぼすものもあり、不要な検査は受けないことも重要です。

この記事では、そもそも健康診断とは何か、また、年齢や職業に応じて受けるべき検査項目についてわかりやすくお伝えします。ぜひ参考にしてみてくださいね。

ご自身に必要な検査項目を把握することで、無駄な出費を省き、より的確な健康管理ができるようなれます。

それぞれの検査の重要性を理解し、適切な健康診断を受けることで、生活習慣病の予防と改善に努めましょう。

この記事の監修者

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保有資格:保健師 / 看護師 / 養護教諭2種 / 介護初任者研修


京都大学医学部人間健康科学科看護学専攻を卒業後、株式会社メディカル・コンシェルジュに産業保健師として入社。特定保健指導に従事し、その後2013年に予防医療サロン「痩身庵」を設立。リバウンド率を5%に抑える独自のダイエットメソッド「チェンジ・ザ・セレクト」を開発し「最後のダイエット教室」を開催。2022年に日本循環器予防学会に入会し、さらにサービスを強化。2024年には「産業保健師がいるオンライン保健室」を設立し、働き盛りの健康を守るため、予防医療、ダイエットの分野など幅広く活動している。

目次

健康診断とは?

健康診断は、病気の早期発見や予防を目的とした医療検査のことです。定期的に健康診断を受けることで、生活習慣病などのリスクを早めに察知し、対策を講じることができます。とくに会社で行われる健康診断は、多くの人にとって身近なものですよね。

会社で受ける健康診断の概要

多くの会社では、社員の健康管理の一環として定期健康診断を実施しています。これは法律で定められていて、従業員は一定の検査を受けることが義務付けられています。一般的な会社の健康診断では、以下のような検査項目が含まれます。

  • 身体計測(身長、体重、BMIなど)
  • 血圧測定
  • 視力検査
  • 聴力検査
  • 尿検査
  • 血液検査(血糖値、コレステロール値など)
  • 胸部X線検査

基本的な健康診断の内容に加えて、自分の生活習慣や健康状態に合った追加の検査項目を選ぶことが大切です。自分の健康リスクに合わせた検査を受けることで、生活習慣病の予防と早期発見に繋がります。自身の健康状態に合った適切な検査を受け、より健康な生活を送るために積極的に取り組みましょう。

年齢別に受けるべき検査項目

年齢によって、身体の状態やリスクは変わってきます。そのため、各年代に応じて適切な健康診断の検査項目を受けることが大切です。以下では、30代、40代、50代の男性が受けるべき検査項目についてお話しします。

30代男性

30代は働き盛りで、ストレスや生活習慣の乱れが健康に影響を与えることが多いです。この年代では、以下の健康診断の検査項目が重要です。

  • 血圧測定
    高血圧は生活習慣病のリスク要因です。定期的に測定しましょう。
  • 血液検査:
    とくにコレステロール値や血糖値をチェックすることで、動脈硬化や糖尿病のリスクを早期に発見できます。
  • 尿検査:
    腎機能や膀胱炎・糖尿病・の兆候を確認します。

必要性を考えるべき検査項目

以下の検査は30代ではリスクが低いため、必ずしも必要ではありません。過剰な検査による不安や費用負担を避けることができます。

  • がん検診:
     30代では一般的にがんの発生率が低いです。
  • 人間ドック:
    特定のリスクがある場合を除いて、詳細な検査は過剰診断となることが多いです。
  • 胸部X線検査:
    若年層では肺の健康状態に重大な問題が発生する確率が低いです。

※ 個々の健康状態によって必要な検査は異なる場合がありますので、医師と相談の上、自分に合った健康診断を受けることが大切です。

40代男性

40代になると、身体の老化が始まり、生活習慣病のリスクが高まります。この年代では、30代の健康診断の検査項目に加えて、以下の検査を受けることをオススメします。

  • 腹部超音波検査:
    肝臓、胆のう、膵臓の状態を確認します。とくに肝臓の脂肪変性や胆石の有無をチェックします。
  • 心電図検査:
    心臓の働きを確認し、不整脈や心筋梗塞のリスクを評価します。
  • 眼底検査:
    糖尿病性網膜症や高血圧性網膜症の早期発見に役立ちます。

50代男性

50代は、さらに生活習慣病のリスクが高まる年代です。これまでの健康診断の検査項目に加えて、以下の検査を追加しましょう。

  • 大腸内視鏡検査:
    大腸がんの早期発見に役立ちます。とくに家族歴がある場合は定期的に受けることが推奨されます。
  • 胃内視鏡検査:
    胃がんの早期発見に役立ちます。とくに家族歴がある場合は定期的に受けることが推奨されます。

職業別に受けるべき検査項目

職業によっても健康リスクは異なります。それぞれの職業に応じた健康診断の検査項目を受けることが大切です。以下では、デスクワーク中心、体力仕事が中心、夜勤やシフト勤務が多い職業ごとに推奨される検査項目を紹介します。

デスクワーク中心の職業

長時間のデスクワークは、生活習慣病のリスクを高めることがあります。とくに以下の健康診断の検査項目が重要です。

  • 血圧測定:
    長時間の座り仕事は高血圧のリスクを高めるため、定期的に測定しましょう。
  • 血糖値測定:
    運動不足による糖尿病のリスクを評価します。
  • 頸椎・腰椎X線検査:
    長時間の座り仕事による姿勢の影響を確認します。

体力仕事が中心の職業

肉体労働が多い職業では、身体の酷使による健康リスクがあります。とくに以下の健康診断の検査項目が推奨されます。

  • 関節・筋肉の検査:
    とくに膝や腰の状態を確認します。慢性的な痛みや炎症の早期発見に役立ちます。
  • 心電図検査:
    肉体労働による心臓への負担を評価します。
  • 肝機能検査:
    過度な飲酒や疲労による肝臓の負担を確認します。

夜勤やシフト勤務が多い職業

不規則な勤務時間は、身体に多大なストレスを与えます。このような職業では、とくに以下の健康診断の検査項目が重要です。

  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)検査:
    不規則な勤務時間が睡眠に影響し、無呼吸症候群のリスクが高まります。
  • ホルモン検査:
    ストレスホルモンのバランスを確認し、ストレスの影響を評価します。
  • メンタルヘルスチェック:
    精神的な健康状態を評価し、必要な対策を講じます。

まとめ

健康診断は、年齢や職業によって受けるべき検査項目が異なります。この記事では、30代から50代の男性を対象に、年齢別および職業別に推奨される健康診断の検査項目を詳しく紹介しました。これにより、自分に合った健康診断を受けるための参考になれば幸いです。

ご自身の健康状態を守るために、定期的な健康診断を受けることは非常に重要です。この記事を通じて、どの検査が必要かを理解し、適切な健康管理を行うことができたでしょうか?今後も、定期的に健康診断を受け、自分の健康を維持していきましょう。

また、健康診断は生活習慣病の兆候を把握することには役立ちますが、さまざまな面で限界があります。数値に異常がないから健康なわけではありません。とくに通常の健康診断の内容では「早期がんの発見」は難しいです。健康診断で異常がなくても、小さな辛い症状を無視しないことが大切です。

健康なのになにかしらの数値がひっかかり、その後の過剰医療や不要な精神的ストレスにつながる可能性もあり、統合して判断できる医療従事者の相談相手をつくるのがベストでしょう。

さらに詳しい情報や個別の質問やお悩みがある方は、ぜひ当保健室のオンライン無料カウンセリングをご利用ください!

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