症例紹介001 Y様
目次
症例紹介:Y様(56歳・男性・建築現場監督)

プログラム開始前の状況
Y様は55歳の男性で、建築現場の監督として日々忙しく働いていらっしゃいました。6年前に糖尿病で1ヵ月間の緊急入院を経験され、その後も3ヶ月に1回の通院を続けていましたが、HbA1cは9.0前後と高値が続いていました。
生活習慣では、
- 朝食を抜くことが多く、
- 毎食後に間食があり、
- 昼は手作り弁当、夜は帰宅が遅く23時ごろに夕食をとることが多い
といった不規則な食生活が続いていました。また、 - 運動習慣はなく、
- 睡眠時間も短い(深夜0時〜朝5時の5時間ほど)、
- 喫煙あり、飲酒は週7日(1日350ml缶を2本)
- 休日も少なく、休みの日も出勤することが多い
という過酷な毎日。
「健康に気を付けたい」と思いながらも、忙しさから実行には移せずにいたのが現状でした。
健康管理プログラムの実施内容
1. 初期面談と目標設定
まずは、健診数値や生活習慣、ご家庭の状況、困っていること、なりたい姿を丁寧にヒアリングしました。その結果、
目標は
- 体重:66kg(-10kg)
- HbA1cの適正化
- 大腿四頭筋の筋力強化
に決定しました。
2. 1年間のサポート内容
毎日LINEで体重・血圧・食事内容・万歩計の数値を報告していただき、報告がないときはリマインド。
行動変容の初期段階は無理のないよう、こまめな声かけや励ましを意識しました。
各月の具体的な取り組みは下記の通りです:
- 【1ヶ月目】(-3kg)
- 食事指導:高糖質飲料の見直し、小麦から米中心へ、間食は200kcal以内
- 運動指導:万歩計でウォーキング意識づけ
- 関係性の構築:気軽に愚痴を言える関係づくり
- 【2ヶ月目】(-2kg、累計-5kg)
- 食事指導:野菜・魚介類を多様化、レシピ提案
- 運動指導:膝痛に合わせて運動調整、自宅スクワット導入
- 【3~4ヶ月目】(-2kg、累計-7kg)
- 血液検査でHbA1cや肝機能数値が大幅改善
- 階段昇降など運動の幅を広げ、睡眠の大切さを資料で伝達
- 酢玉ねぎ・レモン水など抗酸化食品を導入
- 【5~8ヶ月目】(体重変動なし、累計-7kg)
- 年末年始で体重横ばいも、ウォーキング継続
- 健診数値良好、高血圧薬一時断薬
- 栄養検査からビタミンB不足とナトリウム過多→青汁導入、脂質制限
- 【9ヶ月目】(-1kg、累計-8kg)
- 血圧・体重とも安定、努力を賞賛
- 【10~12ヶ月目】(-3kg、累計-11kg)
- 報告習慣の定着と継続的な賞賛
経過と結果 〜変化のストーリー〜
この1年で、Y様は大きな変化を遂げました。
身体の数値の変化
- 体重:76kg → 65kg(-11kg)
- 血圧:145/95 → 128/90
- 血糖:164 → 124
- HbA1c:7.4% → 6.0%
- LDLコレステロール:136 → 120
- ALT(肝機能):59 → 9
- CRP(炎症):2.48 → 0.07
生活習慣の変化
- 運動習慣:ゼロから週2回60分のウォーキングへ
- 食事:サラダを毎日追加、主食はご飯中心、揚げ物の頻度も低下
- 飲酒:週7日→週4日(量も半減)
- 睡眠:質や重要性への関心が高まる(時間は変化なし)
- 高血圧薬:一時断薬
患者様の声 〜ご本人からのリアルな感想〜
「とにかく体が楽になりました。」
「数値が良くなりすぎて、お医者さんに『何があったんですか?!』と驚かれました。」
「一人じゃ改善できなかったけど、毎日のやりとりのおかげで1年続けられました。」
「神社仏閣の散歩が趣味になって、料理も妻よりうまくなりました。」
「もっと健康になりたくなりました。」
サポートのポイント
- 行動変容モデル(準備期→実行期→維持期)を活用し、段階的にサポート
- 医師と連携し再発予防もサポート
- 医師だけでは難しい日常支援(食事・運動)に注力
- サポート頻度:毎日LINE報告+週1回メール+月1回面談
担当者より
Y様は、忙しい中でも前向きに取り組まれ、みるみるうちに体調や生活が改善されていきました。
「一人では続けられなかった」とのお言葉が印象的で、継続的なコミュニケーションや日々の小さな努力が大きな変化につながることを私たちも改めて実感しました。
今後も健康的な生活のサポートを続けてまいります。
※この症例はご本人のご了解を得た上で掲載しています。


